2010年6月30日水曜日

「生きるためのサッカー」。武田修宏が明かしたパラグアイのすごさ。

武田修宏が「日本のマラドーナ」と呼ばれて話題になったのは、2000年にパラグアイ1部リーグに移籍した時のことだ。パラグアイといえばW杯で決勝トーナメントに進んだ日本が次に対戦する相手国である。“パラグアイのサッカー”をおそらく日本の誰よりも知るであろう武田がテレビ番組の電話取材を受け、その凄すぎる強さについて本音を明かした。

武田修宏はJリーグが発足された頃に三浦知良、ラモス瑠偉、北澤豪、中山雅史らと共に日本のサッカー界を牽引したメンバーの1人である。当時のヴェルディ川崎やジュビロ磐田などで活躍し、あの「ドーハの悲劇」として記憶されるW杯米大会のアジア最終予選、VSイラク戦の経験者でもある。

パラグアイは南米でブラジル、アルゼンチンなどに並ぶサッカー王国で、W杯決勝トーナメント進出は4度目という強豪だ。その国で日本人として初めてプレーしたのが武田修宏なのである。

6月27日放送の「アッコにおまかせ!」ではその武田修宏にスタジオから電話でインタビューを行った。武田は「こんにちは、日本のマラドーナです。日本の選手がパラグアイで初めてプレーしたので向こうではホントに凄い評価を受けました」と自分のアピールから入った。

彼は今回の日本VSパラグアイ戦が決まってからというもの「ウルグアイってどこ?」とよく聞かれるらしい。ウルグアイはパラグアイの隣国でW杯8強入りしたこともある強豪国である。それだけ日本ではパラグアイの認知度は低いのだが、その国と日本の対決に関しての武田の意見はなかなか厳しい。

「パラグアイは強いですよ。南米ですから個人技が強いです。いつもアルゼンチンとブラジルのフォワードと対決してるんで守備が強い。アルゼンチンのメッシと毎回対決しているディフェンス陣はとにかく守備が強い。ハングリー精神があるので90分間押されていても一発(逆転)で勝っている。そういうサッカーをします。生活するため、生きるためのサッカーなんですよ」と彼はパラグアイ代表について語った。

また日本VSデンマークで『デンマークが前半途中から動きが悪くなったようだ』との見方については、本田のフリーキックで前半10数分で1点が入り、デンマークとしては2点が必要になった為に選手達が萎えてしまったのが実情だと分析した。

つまり、よりハングリー精神で勝るパラグアイにはそのような失速は期待できないのである。

パラグアイには日系人が7,000人ほど住んでおり、武田が昨日パラグアイの知人と電話で話した際には「(日系人のみんなも)今回の日本とパラグアイ戦は本当に楽しみにしている」と聞いたとのことだ。なかなかの強豪であるパラグアイとの戦いだが、今大会はこれまでも予想を上回る善戦を見せてくれた日本代表だけに武田さえも唸らせるプレーを期待したい。

ところで武田修宏はこの日、神戸にいたようだ。彼は日本サッカー協会公認S級ライセンスを取得して指導者としても活動しており、ちょうど子供達にサッカーの指導を行っていたのである。現役引退後もタレントとしてサッカーの知名度を上げ、後進の指導にも尽力する彼の活動は少なからず日本のサッカーに影響しているはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

2010年6月18日金曜日

"大人可愛い"深津絵里が、あのNo.1女性誌の表紙だけはNGのワケ

出版不況の昨今、ブランドムック本、ファッション誌で軒並み発行部数を伸ばし続けている宝島社。ブランドムック本「キャス・キッドソン」が120万部を突破し、同ジャンル史上最高部数を達成。「sweet」は49万部、「In Red」が33万部とまさに絶好調だ。

 そんななか、10月にはこれまで未開拓だった40代女性に向けての新雑誌を創刊するという。1989年にストリートファッション誌「CUTiE」を創刊、そのお姉さん誌として「spring」、「In Red」を立ち上げ10代~30代の各世代をカバーしてきたが、新創刊雑誌「GLOW」は、"ツヤっと輝く、40代女子力"をテーマに「In Red」の上の世代を狙う。「In Red」では、YOUやりょう、篠原涼子がカバーを飾り、"大人可愛い"をテーマにしていたが、そのお姉さん誌となる「GLOW」のカバーに誰が起用されるのか、業界の注目を集めている。またその影で、編集長人事に伴いあることが注目を浴びているらしい。

「『GLOW』新編集長は『In Red』元編集長で、その後任が『Spring』編集長なんです。実は、これまで『In Red』の表紙には深津絵里が出たことがないんです。年齢的にも"大人可愛い"にも深津はバッチリなんですが、"30代向け女性誌No.1"と表紙に謳っていることが深津サイドからするとNGで......。「spring」には出るんですけどね。どうやら30代というイメージをつけたくないようです。しかし『In Red』新編集長は、『spring』時代に深津の事務所とも信頼関係を結んでいるから、ついに深津が『In Red』解禁か? と注目しています」(ファッション誌編集者)

 また、「GLOW」のカバー起用には「『In Red』で活躍していたYOUやりょうが出るのでは。年齢的にも40代向けの方が無理がない」(同)と噂されている。そうなると、その空きを埋めるためにも「In Red」はなんとしても深津を起用したいところだろう。

 また、同社は「GLOW」と同時に「リンネル」も創刊。これまでムックで刊行してきた同誌を月刊誌として創刊し、いままで通りナチュラル系ファッションを中心にライフスタイルにも重点を置いた内容になるという。

 さらに、来月3日には顔用小型マッサージ器付きのムック『スッキリ美顔ローラー』を刊行するという。パッケージ内容は冊子1冊と美顔器で、従来のブランドムック本と同じような体裁で"刊行"と。美顔器は、同社が独自に開発したオリジナル商品で、30万部を発行する。ブランドムックで出版業界を騒がせた宝島社、再び業界を騒がすことになりそうだ。